— times

ちょうど

ちょうど、そこに台に取り付けた望遠鏡が出してある。すこし暗くなったが、出てみよう。
望遠鏡は、これによって内部をなすところの領域の中に、外部をなすところの領域を実現し、この内部をなす現実が、まさに内部であることを証明しようとするものである。


死者の眼/意味の変容/森敦