— times

仮の土台が

仮の土台がバーチュアルであっても、ある種の具体性を引きずった(微細な、どうでもいいような状態)目の前の光景のヨウナ状態へ手がかりを探したのは、つまりそうした探索の、コンセプチュアルな正当性(情動も抑制も含まれた)の王道を学習する為であったと、今になっては思われる。そして、その成果は、撮影のアプリオリな構築手法である態度の切断に近い抑制の仕方の確認と言っていい。


text by tetsuya machida