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takenouchihiroshi

奥行きを認識する際には、様々な「手掛かり」が利用される。手掛かりは多数あるが、通常は複数を同時に利用している。

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目の視界の中で解像度が高いのはごく一部に過ぎない。残りの部分は解像度がかなり低く、色を認知することすらままならない。しかし我々が普段それに気づくことはまずありえない。
目の解像度は、目の裏側にある網膜上の感光性細胞の密度によって決まる。(網膜は主に感光性細胞から成る細胞の層だが、視覚信号を集め、処理して脳に伝達役割を持った細胞の層もある)。もし、感光性細胞が均一に分布していれば、真正面にあるものでも、目の端で捕らえなくてはならない位置にあるものでも、同様に良く見えるはずである。しかし、最高の解像度で見られる範囲は、たとえば夜空を見上げたときにちょうど満月をカバーできるくらいのものである。満月を見た場合には、それ以外のものははるかに低い解像度でしかとらえられない。

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